最近、アニメ界でちょっとした話題になってる「ツインズひなひま」って知ってる?
2025年3月に放送がスタートしてから、SNSでもめちゃくちゃバズってて、「あの双子かわいすぎ!」とか「AIでここまで作れるの?」って声が続出してるんだよね。
わたしも最初は「またよくある日常系?」って軽く見てたんだけど、いざ見始めたら完全に沼落ちしました…。
主人公は、東京の高校に通ってる双子の女の子、妃莉(ひまり)と陽奈奈(ひなな)。
この姉妹がほんとにリアルで、TikTokに動画をアップしながら、ちょっとずつ異世界みたいな謎に巻き込まれていくっていう展開なんだけど、それがめっちゃ自然で引き込まれるの。
しかも、今どきのJKっぽい喋りとか空気感もリアルで、見てるこっちまで高校時代に戻った気分になれるのが不思議。
なにがすごいって、このアニメ、日本初の“サポーティブAI”アニメって言われてるんだよ。
アニメ全体のカットにAIが関わってて、たとえば背景とか、キャラの細かい動きとか、AIが描き出してるらしい。
でも、全部を機械任せにしてるわけじゃなくて、ちゃんと最後は人間のクリエイターさんたちが仕上げをしてるから、クオリティがすごく高いの。
制作してるのはKaKa Technology Studioっていう新進気鋭のスタジオで、企画にはFrontier WorksとかKaKa Creationも関わってるんだって。
監督は中野紅さん、脚本は品田遊さんっていう、結構注目されてるクリエイター陣がそろってて、「そりゃ話題にもなるわ」って感じ。
それに、オープニング曲の「おーぎゅめんと・でいっ!」とか、エンディングの「6:00 PM」も、世界観にピッタリで中毒性ありすぎ!
ちなみに、妃莉の声を担当してるのは平塚紗依さん、陽奈奈は伊駒百合絵さん。
2人ともまだそんなに有名じゃないんだけど、演技がすごく自然で、これから絶対ブレイクしそうな予感しかしない。
声優オタクの友達が「この2人、新人の中でダントツ推せる」って言ってたし、これから注目しておいたほうがいいかも。
個人的にいちばん好きなシーンは、第3話でひまりとひななが夕焼けの中で「バズりたいよね」って言いながら笑い合ってるところ。
あの感じ、なんか懐かしいっていうか、目標はあるけど、まだ不安定な自分たちを信じようとしてるのがすごく伝わってきて、グッときたな。
それに、演出がめちゃくちゃ映えてて、TikTokで「#ひなひまの夕焼け」ってタグまでできてたよ。
「異世界に迷い込む双子の姉妹」って設定って、ちょっとファンタジーっぽいけど、実際はリアルなSNSやAI技術と絡めてるから、すっごく現代的。
わたしたちの“今”とリンクしてる感じがあって、「あー、こういうことあるかも」って自然に思えちゃうの。
特に、TikTokで一気に拡散される感じとか、動画のバズりかたがリアルすぎて、何回も「これ制作陣、絶対TikTokユーザーだよね?」って思ったし。
でね、もっと驚いたのが、背景美術の作り方。
撮影した写真をAIがアニメ風に変換して、それを美術スタッフがレタッチして仕上げるっていうプロセスなんだけど、その出来がほんとにすごいの!
一枚一枚の背景がまるで絵画みたいに繊細で、物語の世界観をぐっと深くしてくれるんだよ。
わたし、アニメ好きだけど、正直「AIって味気ないんじゃない?」って思ってたのね。
でも、ひなひまを見てその考えがガラッと変わった。
AIと人間が一緒に作ることで、今までにない表現ができるってことを、リアルに見せてもらった気がする。
AIアニメって、どうしても「人間の仕事が奪われる」とか「魂がこもってない」みたいな批判があるじゃん?
でも、ひなひまの制作現場ではむしろ逆で、AIが得意な部分は任せて、人間は創造力を発揮するために時間を使ってるんだよね。
そういう意味では、これからのアニメ業界の未来がここにある気がしてる。
あと、忘れちゃいけないのが作中に出てくる“もうひとつの世界”。
ネタバレになるから詳しくは言えないけど、「あ、これは現実の裏側にあるかもしれない…」ってゾクッとするような表現があるの。
しかも、そういうシーンになると、AIっぽい映像処理をあえて残してたりして、世界の違いをビジュアルで表現してるのが本当に上手。
2025年って、AI関連のアニメが他にも増えてきてるんだけど、「ひなひま」はその中でも群を抜いて完成度が高いと思う。
技術を押しつけるんじゃなくて、ちゃんとキャラやストーリーに寄り添ってるから、自然に感情移入できるんだよね。
なんなら、「AIが関わってる」と知らずに見ても、ただの良作として楽しめるくらい。
実際、わたしの周りでも「AIアニメなんて興味なかったけど、ひなひま見て認識変わった」って人がすっごく多くて。
それって、クリエイターとAIが一緒に“新しい感動”を作ってる証拠なんじゃないかなって思う。
令和のアニメって、もうこういう次元に突入してるんだなぁ…ってしみじみ感じちゃった。