「忍者と殺し屋のふたりぐらし」、通称“にんころ”って、もうタイトルからしてインパクト強めだよね。最初はギャグ系かな?って軽い気持ちで観始めたのに、気づけばしっかり物語に引き込まれてて、なんならちょっと泣かされそうになったのは私だけじゃないはず。
にんころは、2021年から『コミック電撃だいおうじ』で連載されてるハンバーガー先生の作品で、2025年春からは待望のTVアニメも放送開始。アニメ制作はあのシャフト。まどマギとか〈物語〉シリーズで知られる、あの演出が独特なスタジオ。もうこの時点で神作の予感しかないよね。
物語は、ちょっと世間知らずな抜け忍「草隠さとこ」と、超凄腕の女子高生殺し屋「古賀このは」が、ひょんなことから同居生活を始めるっていう、なんともクセ強めな設定。でも、そのギャップがクセになるの!忍者と殺し屋、って一見ヤバそうな組み合わせなのに、どこかほっこりしてて、笑えて、時々泣けて……まさに“ギャグ×バイオレンス×日常”のハイブリッド作品。
特にさとこちゃんがもう可愛すぎて…。古風な言葉遣いとか、日常の些細なことにビックリしてる姿が尊い。対するこのはちゃんは、めちゃくちゃクールで強いのに、なんだかんだで面倒見がよくて、いいお姉さん感あるんだよね。見てて癒されるっていうか、元気もらえるっていうか、とにかくふたりの関係性が最高なの。
2025年4月からのアニメ放送は、TOKYO MXをはじめ、BS11、AT-X、カンテレ、三重テレビ放送など、全国各地でオンエア中。しかも、dアニメストアでは地上波より早く配信されてて、配信組の私はそっちで追ってるよ。他にも、U-NEXTやABEMA、FOD、Prime Videoなんかでも観られるから、環境に合わせて選びやすいのも◎。
ちなみに声優陣もめっちゃ豪華!さとこ役の三川華月さんは、ほんわかした演技がキャラにぴったりで、どこか天然っぽいセリフ回しが最高。このは役は花澤香菜さん。もう間違いないよね、安心感すごい。冷静だけど優しさがにじみ出る声、ツボ過ぎる。
ストーリー的には、ふたりの絆が深まっていく過程に注目してほしいんだけど、そこに絡んでくる他キャラたちも魅力的。例えば、発明好きの殺し屋「イヅツミマリン」とか、さとこの過去に関わる抜け忍の「黒」、その同居人で一般人の「百合子」なんかも、いい味出してて、メインふたりに負けてないんだよね。
しかもさ、ただのドタバタ日常コメディかと思いきや、ところどころシリアスな展開もあって、過去や葛藤がじわっと見えてくるのがまた良いのよ。さとこの「里」からの逃亡理由とか、このはのプロとしての苦悩とか、描き方がうまくてグッとくる。
演出面もめちゃくちゃ凝ってる。さすがシャフトって感じで、シーンごとに独特なカメラワークが多くて、視覚的にも飽きない。ギャグシーンでは顔芸的な崩しもあるし、バトルシーンではしっかりカッコよく決めてくれる。そういう緩急の付け方が絶妙なんだよね。
オープニングテーマとエンディングも話題で、どっちも作品の雰囲気にすごくマッチしてる。特にエンディング曲は、ふたりの穏やかな日常を感じさせる癒し系で、毎回エピソード後の余韻がじんわり広がる感じ。
にんころって、ある意味で“見守り系アニメ”だと思う。ド派手な展開があるわけじゃないんだけど、毎話少しずつふたりの関係や日常が進んでいく様子に、自然とハマっていくんだよね。気づいたら応援したくなってて、ふたりの幸せを願わずにはいられなくなる。
しかも原作漫画も今めちゃくちゃ読みやすくなってて、Kindleやコミックウォーカーでも配信中。アニメでハマった人は絶対チェックしてほしい!原作ならではのセリフ回しや間の取り方があって、それがまた良いの。
あと忘れちゃいけないのが、Blu-rayのリリース情報。2025年7月25日発売の第1巻には、第1話〜第4話が収録されてて、初回特典として描き下ろしBOXとか、特製ブックレットとかも付いてくる予定。特典目当てで買う人、多そう!
最後に、にんころは「癒し」と「ドキドキ」が同時に味わえる、ちょっと不思議な魅力が詰まった作品。毎週楽しみにしてる作品のひとつになってるし、友達にもガチでオススメしてる。まだ観てない人は、ぜひ1話だけでも試してみて。きっと気づいたら最後まで観ちゃってるはず。
というわけで、今回は私の推しアニメ「にんころ」の魅力を語ってみたよ。少しでも興味持ってくれたら嬉しいな〜!次回はキャラごとの掘り下げとか、考察系もやってみたいなと思ってるので、お楽しみに!